
awsは、ウェブサイトの構築などを合理的におこなえるサービスとして好評を得ています。awsは多種多様なサービスを従量課金制で利用できるのがメリットですが、初めて導入する場合はサーバーの監視などがしっかりとおこなえるかどうかが気がかりかもしれません。
トラブルが発生したときにどのくらいでレスポンスがあるかもポイントです。ここでは、awsを導入する際に役立つサポートサービスについて紹介していきます。
「awsサポートプラン」のレスポンス時間は?
awsを契約した人は、awsが提供しているいろいろなサポートプランが利用できます。awsでは、ベーシックサポートや開発者サポート、ビジネスサポートといった複数のサポートプランを用意しており、必要に応じてさまざまなサービスが受けられるようになっています。
ベーシックプラン以外は別に料金がかかりますが、料金が上がるほど充実したサポートが受けられるのがこのサービスです。実際、有料のプランである開発者サポート、ビジネスサポート、エンタープライズサポートは、トラブルが発生したときにスピーディーなレスポンスが期待できます。
例えば、開発者サポートプランは、障害や開発中の急ぎの問い合わせについては12時間以内にレスポンスがおこなわれるのが特徴です。ビジネスサポートプランの場合も、こういったケースでのレスポンスは12時間以内におこなわれます。
ただ、発生中の障害については、4時間前後のより短い時間でレスポンスがおこなわれるケースもあります。(参考元:aws保守)
ビジネスに大きな影響を与える障害が発生した場合は、1時間以内にレスポンスが得られることもあり、対応はスピーディーです。また、ビジネスサポートよりも充実した内容のエンタープライズサポートを選んだ場合は、非常事態の際にわずか15分以内でレスポンスが得られるのがメリットになっています。
awsの監視サービス「Amazon CloudWatch」

awsの監視に役立つのが、Amazon CloudWatchのサービスです。こちらのサービスは、一定の条件のもとで無料で利用できるのが大きなメリットです。amazonの仮想サーバーであるEC2のCPU使用率や、データベースサービスであるRDSのパフォーマンス値などは、このサービスで監視が可能です。
また、Amazon DynamoDB テーブルなどのさまざまなawsのサービスを幅広く監視できる点も便利と言えます。結果の表示も見やすく、初めて監視ツールを利用する人にとっても使いやすい内容になっています。
トラブルの発生を未然に防ぎたい場合は、このようなサービスも積極的に活用してみるとよいかもしれませんね。コストをかけずにしっかりと監視をおこないたいときにも、無料で利用ができるAmazon CloudWatchは役立ってくれるでしょう。
aws運用代行サービスを利用すると監視がスムーズにできる
awsを利用している間のトラブルを防いだり、障害に迅速に対応したりするためには、システムの監視を日頃からおこなっておくのが理想です。ただ、このような監視は、素人には少し難しいケースもあります。awsのリスクを最小限に抑えるには、運用代行サービスを利用するのも1つのアプローチです。
株式会社アールワークスなどの一部の企業では、awsに特化した運用代行サービスをスタートしています。運用代行サービスを提供する企業では、クライアントのニーズに合わせたさまざまなプランを用意しているケースが多いです。
多彩なサービスのラインアップから必要に合わせて最適なサポートが受けられれば、安心してawsが使えるようになりますよね。
aws向けの監視サービス1「AWS監視・通報プラン」
システムの監視や運用サービスを専門にしている株式会社アールワークスでは、aws向けの監視サービス「AWS監視・通報プラン」を用意しています。
こちらのプランは、24時間365日の監視とトラブル発生時の通知に特化した内容になっているのが特徴です。監視は基本的に5分間隔でおこなわれるため、トラブルの兆候などをいち早くチェックできるのがメリットです。
監視の間隔は、クライアントの希望に合わせてカスタマイズをすることも可能になっています。監視中に何らかのトラブルを検知したときには、メールや自動音声通知、LINEなどの複数の方法でお知らせがおこなわれます。
お知らせに応答がないときには、登録してある複数の連絡先に順に通知がいく仕組みになっており、クライアントがスピーディーに対処しやすいサービス内容です。ちなみに、こちらのプランの場合、障害への対応はクライアント側が自分でおこないます。
サービス内容がシンプルなことから、同社のほかのプランと比べると料金もリーズナブルです。
aws向けの監視サービス2「AWS監視・自動復旧プラン」
株式会社アールワークスでは、「AWS監視・自動復旧プラン」も提供しています。このプランの場合は、24時間365日の監視やトラブル発生時の通知のほかに、監視サーバーによる自動復旧サービスが含まれています。
トラブルが起こったときには、クライアントへの連絡と同時に迅速な自動復旧作業がおこなわれるのがこのプランです。このような対応が受けられるサービスなら、障害が起こっても業務に支障がでる前に解消する可能性がありますよね。
システムに関する知識がなくても安心してawsの運用ができるところが、こちらのプランの魅力です。自動復旧は基本的に所定の基準にしたがっておこなわれますが、クライアントの希望に沿って監視項目を増やすことも可能です。
株式会社アールワークスでは、aws運用のコンサルティングもおこなっています。どのようなプランが適しているかで迷ったときには、担当者に相談をしてみるとよいかもしれません。
aws向けの監視サービス3「AWS監視・障害対応プラン」
株式会社アールワークスの「AWS監視・障害対応プラン」は、プロから充実したサポートを受けたい人にも適したプランです。
こちらのプランは、24時間365日の監視からプロのエンジニアによるサポートまで含まれているのが特徴です。同社のほかのプランと同様に、トラブルが発生したときには、クライアント側にもメールやLINE、Chatworkなどで通知がおこなわれます。
このプランの場合は、障害の内容に応じてエンジニアが対応の手順書を作成し、クライアントに確認をとってから復旧作業をスタートします。障害の原因をもとに、以後のトラブルを防ぐための提案もおこなわれるため、根本的に問題を解決したいときにも役立つサポート内容です。
関係者との連絡や調整業務なども一任できるようになっており、トラブル発生時の負担が少なくなるのもメリットです。ほかのプランに比べて料金は高くなりますが、awsをより安心して使えるようになるのがプランの魅力になっています。